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「クイックO」の名付け人(かつ日本で最初にやった人)です、ごめんください。
土曜のクイック&ラビリンスにご参加の皆様お疲れさまでした。会場では「面白い」
「楽しい」「難しい」などの声がちらほら聞かれました。
先輩を応援する後輩たちの声がずーっと聞こえるのもまた新鮮な光景でした。
ここでこのクイックOの定義(私案)や狙いについて書いておきますので、
ご一読いただければ幸いです。
(クイックOの定義)
クイックオリエンテーリング(クイックO)とは、限られた競技エリア内で究極に単純化
された地図とテレインを用いて行われる、1回あたりの走行距離と所要時間が極めて短い
オリエンテーリングの方法である。クイックOの実施にあたっては、以下の要件を満たす
必要がある。
1 平らで硬い地面や床で行うこと。
2 同じ形状、大きさの物を特徴物として1種類だけ用いてテレインを設計すること。
3 全ての特徴物の間を競技者が通過できること。
4 競技者がスタート地点から全ての特徴物を目視できること。
※今回は斜面で実施されましたが、このあたりは臨機応変に対応していただければ良いかと思います。
(クイックOのメリット)
・コンパスが不要。地図記号の説明も不要。
・何回でも挑戦できるため、参加者全員が必ず「1人でやり遂げた」という成功体験を得る事ができる。
・平らな場所であれば屋内外を問わずどこでも実施できる。クラブの日常活動としての練習メニューとすることも可能。
・トレイルOと同様に、車いすの方でも楽しめる。
・小学生が1人でも楽しめるので、キッズOと同様に「1人で走りタイムを競うスポーツ」であるオリエンテーリングの魅力を伝えることができる。
※子ども向けには最低9個のコントロールをマス目状に置けば充分です。
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クイックオリエンテーリングなら、「1人で走りタイムを競うスポーツ」
であるオリエンテーリングの魅力を、初心者の子どもにも伝える事ができます。
これまで全国各地で行われてきた「トリムO」や「フィットネスO」では、親子や同級生
などのグループでの参加や歩く事も認め、それにより「みんなのスポーツ」という
キャッチフレーズとともに門戸を開いてオリエンテーリングの普及に繋げようとしました。
しかしそのようなレクリエーション的な方法を取り続けた結果、日本では
「オリエンテーリング」と言えばグループで歩いて行うものである…というイメージが
広まってしまい、競技人口も減少の一途をたどっています。
またレクリエーションとしてのオリエンテーリングを容認してきたことで、日本では
小中学生から「オリエンテーリング選手」として育成される選手はごく少数に限られ、
多くは大学生オリエンティアに依存せざるを得ず、その結果日本の競技レベルは
世界からどんどん引き離されています。
しかし、私たちが本当に増やしたいのは「1人で走るスポーツ」であるオリエンテーリング
を楽しむ仲間ではありませんか?もっと世界で競える速くて強い選手ではありませんか?
クイックOなら、1人で走りタイムを競うスポーツであるオリエンテーリングの魅力を
子どもにも伝えることができます。
これからはグループで歩く方法をやめにして、1人で走りタイムを競うスポーツである
オリエンテーリングの魅力を伝えていきませんか?
…関連した事を↓に書いてありますので、興味のある方はご覧ください。
http://tyl2.seesaa.net/article/158276905.html
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