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引率の教師に、今日のバスでの失態を詫びながら、浩司が昔ながらの家族ぐるみの知り合い
であり、つもる話しもあるのでと彼のいる部屋NOを教えてもらった。
そして美和子は、聞き出した浩司の部屋に電話をかけた。
「あっ、浩司くん? 今日はゴメンなさいね 今ちょっとお話しててもいい?」
「うん、僕も丁度、おばさんに相談したい事があるんだ」
口調はいかにも少年っぽい素直なものいいだが、電話の向こうの浩司の顔は、罠にかかる
寸前の獲物を見つめるハンターのように鋭く、かつその目の奥には淫蕩な輝きを宿していた。
浩司の『相談したい事』に美和子は ひっかかりを覚えた。
「えっ、浩司くんの相談したい事って何?」
「実は・・・今日のバスの中の出来事なんだけど・・・」
意味ありげに語尾をにごす浩司
「おばさんも聞きたかったのよ」
思わず食い付く美和子
「っていうか おばさんに見てもらいたいものがあるんだけど、今この部屋はみんな風呂と
ゲームセンターにいってて、僕ひとりなんで・・・こちらにこれます?」
美和子は、少し考えて
「判ったわ、今からそっちに行くわ 浩司くんひとりなら、おばさんも丁度いいわ」
すでに制服からジャージに着替えた彼女は、小走りで浩司の待つ本館の622号室へ向った。
それは まるで狼たちの巣に自ら向う、美しく熟れた母鳥のようであり、美和子の人生感さえ
変えさせる程の陵辱地獄の幕開けでもあった。
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