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その日の夜2時をまわった頃、博信はベッドの上で蒲団をかぶったまま眠れずにいた。今朝の出来事が頭の中を駆けめぐる。夕方遅くに帰宅した博信を迎えた母親の隆子はいつもと変わりない様に見えた。厳しいが優しい、そして美しいいつもの母だ。博信はベッドから起きあがると、自分の部屋のドアをギイッ、と開けた。そしてドアの影から顔を出し、2・3秒、母親の寝室の方をうかがうと、ゆっくりと足音を立てぬよう階段を降りていった。博信は一階の風呂場に置かれた洗濯籠の中をあさっていた。上の籠には博信の服に混じって隆子のブラウスやパンティが2組放り込まれている。下の籠にはクリーニングに出すためにワインレッドとブルーのスーツが同じように2組、畳んで置かれていた。一方は今朝清田に汚された物、もう一方はその後「地域の子供評議会」に行くために着替えたものだろう。博信は上の籠からそっと黒いレースのパンティを取り出す。糊付けされたように固まっているそのパンティを自分の鼻先へと近づけてみた。母親の体臭に混じって、何ともいえぬ雄の悪臭が染みついている。あの時、不良少年のリーダー清田は母親の隆子を犯した後、これで自分のペニスをぬぐった。あれは夢ではなかったのだ。
たしかに母親の隆子は息子の博信から見ても美人であった。授業参観の時も、教室の後ろに並んだ母親の列の中で飯村隆子の姿は輝きを放っていた。やりたい盛りの中高生である、授業参観につきものの母親への批評は飯村隆子に集中した。
「美人じゃん、博信のかあちゃん」
「胸でっけー」
博信はそんな声を気恥ずかしく思うことはあっても、母親に対して特別の感情を抱くことなど無かった。しかし昨日の朝、母親が清田に犯されているのを見たときには、確かにかつて無い興奮を覚えて勃起していた。あんなに美しく知的だった「熟女」が清田のような落ちこぼれの高校生に犯されている光景に、博信の股間はあそこまでいきり立ったのだった。だからといって博信は今の親子の関係を崩してまで、母を「女」として見ようとは思わなかった。彼にはそんな勇気はなかったし、なにより母親を母親として愛していた。博信はなぜ母が清田のような不良に犯されなければならなかったのか、その理由を知りたいと思った。
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